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2019年11月4日(月)

高知知事選勝利へ決起集会 各氏の発言

 

だれ一人取り残さない

野党統一予定候補 松本けんじさん

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(写真)松本けんじさん

 7月の参院選に続いて出る決意をしました。18歳で高知に来て、ここで暮らし続けようと決めた大きな理由である豊かな自然、そして、人が共生する姿が失われつつあることを強く感じたからです。

 いろんな声を聞いてきました。山間部の男性は「バスが週に2本しか来ない。私の代でこの集落は終わりだ。ここで生きていきたいけれど」と、あきらめとさみしさをにじませて語ってくれました。賃金が少なくて高知には居られないという若者とも出会いました。

 こういう社会の仕組みをつくってきた国の政治に責任がある。国におかしいと言え、県の課題に向き合えるのは私だけです(拍手)。尾﨑県政のいい部分は引き継ぎ、変えるべきところを変えていきたい。

 豊かな自然を生かす農林漁業に光を当て、暮らせる県政をつくる。豊かな自然に支えられる自然エネルギー、再生可能エネルギーを推進する。県内で最も雇用数を抱える社会保障分野の雇用環境を改善させていく。県版の学力テストを廃止し、先生を増やしたい。

 国の政治を変え、暮らしをよくする県政をつくれば、こうした新しい社会、豊かな可能性を花開かせられます。

 私が掲げた「だれ一人取り残さない県政」。これは、みんなで知恵を出し合い、意見し、議論し、一緒に決めるからこそ実現できます。一人ひとりに焦点を当て、勝ち組、負け組ではない、お互いに認めあえる県政は、あなたの参加によってつくることができます。力を貸してください。(拍手)

弱者に光あてる政治家

選対本部長・衆院議員 広田一さん

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(写真)広田一さん

 なぜ私のような保守政治家が今回、松本けんじさんの選対本部長を務めるのか。日本、高知県が壊れかけているからです。安倍政権の暴走を止め、まっとうな政治を取り戻していく。強い危機感と使命感、大義を持っています。

 (7月の)参院選を通じて、多くの県民が松本さんの政治哲学、政策、実直・清潔な人柄を知っています。知名度は相手よりはるかに勝り、強みでもあります。立派にたたかったマツケンがもう一回、挑戦してくれた。津々浦々に広げてほしい。

 「だれ一人取り残さない」「ここでいっしょに生きよう」。この政治理念は、政治の根本は立場の弱い方や発言力の小さな地域に光を当てること。これこそ党派を超えて共有できる、これからの高知県の方向性だと思います。相手候補は国とのパイプを強調するでしょう。それは安倍政権の言いなりになるのと同じことです。高知県を安倍政権の軍門に下らせるわけにはいきません。自由民権発祥の地、高知から国を変えていきましょう。(拍手)

 高知県に必要なのは、自分のこととして安倍政権に身をもって、死に物狂いで訴える知事です。みなさんの思いを国にぶつけることができるのは、松本さんのように若くてしがらみのない知事ではないでしょうか。(拍手)

なぜ保守の私が来たか

元建設相・衆院議員 中村喜四郎さん

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(写真)中村喜四郎さん

 保守政治家の私がなぜ、ここに来たのか。

 今年、(4月統一地方選の11道府県を除く)知事選は6回あり、野党が2勝、与党が4勝。たたかっていかなければなりません。風を頼りにしていたら、いつまでたっても政権は取れません。

 保守政治家の広田一衆院議員が共産党の松本さんの選対本部長を務めるのは、全国的に見て、あり得ないことです。それだけでも、すごいんです。

 「オール野党」の知事候補として新潟県では社民党、岩手県では自由党(旧)、埼玉県では民主党(旧)の人を担ぎました。高知県では共産党の人を担げる。「共産党だからだめだ」とか「応援できない」と、そう考えていたから、自民党の強い時代が今まで続いてしまったわけです。

 昨日(1日)、自民党高知県連が党本部に上申し、衆院高知2区の候補を尾﨑知事に決めたということです。尾﨑知事はまもなく辞めるんだから、それからでいいものを、なぜ、知事選の前にやるのか。県民を無視した、自分たちの都合です。こんな自民党政治は何としても打ち破らなくてはなりません。(「そうだ」の声、拍手)

 どうか知事選で奇跡を起こしてください。そして、この奇跡を今後の総選挙、参院選につなげていこうではありませんか。(拍手)

憲法前文の精神を示す

国民民主党高知県連顧問 平野貞夫さん

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(写真)平野貞夫さん

 松本けんじさんの決意である「ここでいっしょに生きよう。だれ一人取り残さない高知県政へ」。これはすごい言葉です。憲法前文の精神が入っています。

 この言葉は、まさに人間の安全と生存を確保することですよ(拍手)。生存権をこの高知県で確立しようということですよ。国政選挙でも知事選でも、こんなことを言った人は初めてだ、と僕は思います(拍手)。私は高く評価しています。

 安全ということは戦争しないということ(「そうだ」の声。拍手)。経済的な不平等をなるべくなくして、みんなが幸せになることですよ。一人も取り残さないということですよ。

 立派なもんです。この人をどうしても知事に当選させなければいけない。どうですか、みなさん。(「その通り」の声援、拍手)

 (対立候補の)官僚、大阪府の副知事だった人は、あの問題のある大阪のIR(統合型リゾート)とかカジノ問題を企画した人です。IRを高知に持ってきて経済浮揚をやろうという、これは相当、時代錯誤です。もうね、アベノミクスはつぶれています。(拍手)

 それより、農林漁業を中心に高知の人たちが生きていく基盤をつくらないとだめです。松本さんにどうしても勝ってほしい。(拍手)


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