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2019年11月1日(金)

受験生への「身の丈入試」強制やめよ

志位委員長が会見

 日本共産党の志位和夫委員長は31日、国会内で記者会見し、大学入試への民間英語試験導入問題をめぐり、萩生田光一文部科学相が「身の丈に合わせて頑張って」と発言したことについて、「発言自体が言語道断のもの。憲法で規定された教育の機会均等を全く理解せず、それを否定するもので、大臣失格といわなければならない」と糾弾しました。

 萩生田氏が30日の会見で「陳謝」したが、その中でも「都合に合わせて」と言い換えたことを指摘した志位氏は、「中身は同じだ。何が批判されているかも理解していない。こういう人物が文科大臣をやっているということは極めて重大で、辞任を強く求める」と厳しく批判しました。

 志位氏はさらに、「大臣が辞めれば済む問題ではない」と述べ、民間英語試験導入そのものの問題性を強調。「経済格差、地域格差を受験生、高校生に押し付け、『身の丈入試』を強制することになる。ここに憲法に反する一番の問題点がある。民間英語試験の導入の中止を強く求めたい」と訴えました。


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