2019年10月30日(水)
「罹災証明を早く」
福島・いわき 吉田県議が要望聞く
台風19号被害 「大雨のたびに…」
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台風19号で甚大な浸水被害を受けた福島県いわき市で28日、日本共産党の吉田えいさく県議は被災者を見舞い、要望を聞いて回りました。
住宅街を流れる夏井川が氾濫し、被害を受けた平赤井(たいらあかい)地区に入ると、使えなくなった家財などを自宅の外に運ぶ住人の姿や、山積みになった災害ゴミがいたる所で見られました。
吉田氏は、被災者医療・介護費免除や、水害ゴミの取り扱いなどのお役立ち情報を紹介したビラを配りながら、「困りごとがあれば気軽に声をおかけください」と地域を回りました。
自宅の1階が浸水し、玄関の片づけをしていた女性(69)は「壁が全部カビてしまって、修繕には1000万円かかると言われた。お金がないのにどうすればいいのか」と不安を口にしました。
実家の様子を見に来たという女性(59)は「2階に上がる階段の5段目あたりまで水がきました。罹災(りさい)証明は申請したけど(判定が出るまで)時間かかるもんね」と語ります。
「車が2台廃車になった」と話す男性は、「用水路が近くにあって大雨のたびにびくびくしている。被害が出てからでは遅い。命を守る対応を早くしてほしい」と訴えました。
(中野侃)