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2019年10月29日(火)

台風19号被害 市民の財産修復 尽力

畑野氏、川崎ミュージアム調査

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(写真)市民ミュージアムを現地調査する畑野氏(右から2人目)ら。左手前は、水にぬれ廃棄することになった額など=28日、川崎市中原区

 日本共産党の畑野君枝衆院議員は28日、党県議団、川崎市議団とともに、川崎市市民ミュージアム(中原区)の台風19号の被害状況を調査しました。

 同施設は1988年11月に開館。博物館と美術館の複合文化施設で、同市にまつわる資料やポスター、写真、漫画、映画、ビデオなどを収蔵しています。今月12日の台風19号により、建物地階の収蔵庫が水没。多くの収蔵品が被災しました。

 畑野氏らが館内に入ると、カビの臭いが鼻をつきました。

 同市市民文化局市民文化振興室の山﨑浩室長は、大雨で地階が浸水し停電したため排水用のポンプが停止し、地階外の駐車場は約4メートル、地階は約2メートル水没したと説明。収蔵品はカビが発生し、床は水を吸って浮いており、現在は収蔵品搬出のために床をはがすなどの作業をしていると述べました。

 被害の全容がつかめていないものの、収蔵作品の総額は47億円で、被災作品の修復や館内の復旧にも別途費用がかかると説明。全館復旧の見通しが立たないと訴えました。

 畑野氏は「収蔵品は市民の貴重な財産です。国会議員団、県議団、市議団で連携をとりながら、復旧に向けて力を尽くしたい」と話しました。(神奈川県・下元怜美)


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