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2019年10月29日(火)

台風19号被災 果樹倒れ農機具水没

長野3市町を調査 武田氏「支援へ力尽くす」

市長らと懇談

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(写真)モモの倒木など農業被害を調査する武田氏(左端)ら=27日、長野県須坂市

 日本共産党の武田良介参院議員は27日、台風19号で著しい住宅被害、農業被害を受けた長野県の須坂(すざか)、飯山両市と小布施(おぶせ)町を調査し、被災者に話を聞きました。関係市町の党議員や井浦峰雄・党北部地区委員長らが同行しました。

 武田氏らは、須坂市内を流れる八木沢川の氾濫により浸水被害を受けた相之島地域の住民の要望を聞きました。自宅が約70センチの床上浸水に遭った男性は「市営住宅に住まいを移すが、冷蔵庫などの生活家電が足りない」と語りました。

 一行は、近隣河川の氾濫で倒木したモモの果樹園などを見回った後、リンゴなどを栽培する80代の農家男性と対話。男性は、小屋に置いていた耕運機などが浸水したと述べ「後継者もいないし、農業を続ける気は、あまりないね」と肩を落としました。

 小布施町では、約20センチの床上浸水被害を受けた女性が床下を乾かしていました。女性は「自動車や、草刈り機などの農機具も水没した」といい、十分な支援が受けられるか不安な様子でした。

 飯山市では、自宅が約50センチの床上浸水に遭った女性が「漬物のおけや冷凍庫もダメになった」と話しました。武田氏は、被災した人々が必要な支援を受けられるよう力を尽くすと激励しました。

 武田氏らは須坂、飯山両市役所と小布施町役場を訪問。須坂市では三木正夫市長、飯山市では新家智裕副市長らと、災害ゴミや田畑の被害の対策などで懇談や要請をしました。(山本健二)


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