2019年10月27日(日)
ごみ処理、人手不足
埼玉・東松山 伊藤議員ら調査
台風19号被害
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日本共産党の伊藤岳参院議員は26日、台風19号による大雨で都幾(とき)川、新江(しんえ)川、九十九(つくも)川の堤防が決壊するなどした埼玉県東松山市の災害ごみや被災者の状況について、蓮見節(たかし)、石井祐一両市議とともに調査しました。
災害ごみを処理する西本宿(にしもとじゅく)不燃物等埋立地では、市廃棄物対策課の担当者が応対。担当者は、ごみの運搬や分別などについて人手が足りないと説明し「生活の場にごみがあるのは良くない。一刻も早く運び出し、適切に処理したい」と話しました。
市内の避難所を訪問した伊藤氏らは、避難している人たちに党市議団が作成した被災者支援に関するパンフレットを手渡しながら、要望を聞きました。被災者からは「早く元の生活に戻りたい」「これから住むところをどうすればいいか」などの声が次々と寄せられました。
自宅の2階まで浸水したという男性(50)と妻(50)は「食事はできているが、炭水化物ばかりなので野菜が食べたい。決壊した堤防を直しているけど、また同じような雨が降ったらどうなるのか心配です」と語りました。
調査を終えた伊藤氏は「災害ごみの処理には本当に人手が必要です。被災者の方から寄せられた要望も含め、国会で取り上げたい」と話しています。
(埼玉県・藤中陽美)