2019年10月25日(金)
大学入試の民間英語試験導入
野党共同で延期法案提出
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日本共産党と、立憲民主党・国民民主党などの共同会派は24日、大学入試への民間英語試験の導入延期法案を衆議院に共同提出しました。
2021年度から始まる大学入学共通テストに関し、20年度より導入される民間英語試験の成績を活用する仕組みについて、高校生の将来を左右する重大な問題であるにもかかわらず、経済格差や地域格差、試験の公平性・公正性の確保、制度全体の不明確さなどの課題が十分に解消されていません。このため、全国高校校長会が見直しを求め、高校の教師・生徒から反対の声が高まっています。
野党の法案はこうした声にこたえ、民間英語試験の実施を延期し、活用について調査・検討を行うとするものです。
日本共産党の畑野君枝衆院議員は法案提出後の記者会見で、「決定過程が闇の中で当事者が困ることを国がやっていいのか。この法案を実現して、中止に追い込むために全力を尽くす」と述べました。