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2019年10月22日(火)

台風被害 深刻な実態調査

長野 佐久・佐久穂 井上議員

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(写真)河川が氾濫した現場を調査する(右から)井上、ながせ、藤岡の各氏=21日、長野県佐久穂町

 日本共産党の井上哲士参院議員は21日、台風19号で河川が氾濫し多大な被害を受けた長野県佐久市、佐久穂町を調査しました。ながせ由希子衆院長野4区予定候補(党県書記長)、藤岡義英前県議、党佐久市議団、佐久穂町議団らが同行しました。

 井上氏らは下水処理場が浸水被害に見舞われた中込(なかごみ)地区に向かい、被災住民から話を聞き取りました。自宅が約1・5メートル床上浸水した男性は、寝泊まりは家族で市営住宅を利用しています。男性は「乾燥機も洗濯機もない。生活家電があると助かる」と、避難生活の改善を要望しました。

 一行は常和(ときわ)地区の田子(たこ)川、清川地区の吉沢川とそれぞれ千曲川支流の河川が氾濫した箇所も調査しました。清川地区では、自宅の石垣とブロック塀が土石流で流された男性と対話。男性は後片付けにかかりきりのため「罹災(りさい)証明を出しに行けない」と話していました。

 佐久穂町へ向かった井上氏らは、町役場を訪問し佐々木勝町長と懇談。佐々木町長は、厚い人的支援により復旧が急ピッチで進んでいると語りました。

 井上氏らは町内を流れる抜井(ぬくい)川、余地(よじ)川の氾濫によって崩落した道路や傾いた家屋など、著しい被害の現状を確認しました。

 調査を終えた井上氏は「被災地の状況は想像以上のものがある。全容をつかみながら、被災者や自治体関係者が希望を持てる支援を行えるよう、必要なことはすべてやりたい」と話していました。


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