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2019年10月21日(月)

「砂防ダムを造って」

新潟県長岡・上越 藤野議員が調査

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(写真)浸水した地域住民の話を聞く藤野(左から4人目)、遠藤(左から2人目)の各氏=20日、新潟県長岡市今井地区

 日本共産党の藤野保史衆院議員は20日、新潟県長岡市と上越市で台風19号の大雨による被害を調査しました。

 初めて大雨特別警報が発令された新潟県では、一時、1万5千世帯余りに避難指示が出されました。各地で川が氾濫し、浄土川(長岡市)、信濃川(津南町)、阿賀野川(阿賀町)、桑取川(上越市)、矢代川(同)では水が堤防を越え、全壊1棟、床上浸水45棟など、317棟が被害を受けました。また上越市や妙高市では、上流部で地滑り災害が多発。山肌が大きくえぐられ、住宅や田畑に土砂が浸入しました。死者はゼロでしたが、県の発表では、けが人が5人(上越市4人、柏崎市1人)出ています。

 同日午前、藤野議員は遠藤玲子県議らと、信濃川の支流・浄土川が氾濫した長岡市今井地区で、住民の声を聞き取りました。男性は「80センチくらいまで水が来た。畳6枚がダメになり、車も水没した」と話しました。大雨になるたびに信濃川の支流が逆流してくるとして「浄土川に堤防がないのがおかしい。堤防を造ってほしい」と訴えました。

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(写真)地滑り被害に遭った住民の話を聞く(左2人目から右へ)藤野、橋爪、上野、橋本の各氏=20日、新潟県上越市北谷地区

 同日午後、藤野議員は上越市で、上野公悦、橋爪法一、橋本正幸の各市議らとともに、地滑りが起きた名立(なだち)川や桑取川の上流部を調査。桑取川に面する北谷地区の住民は「山の方から土砂がわが家に押し寄せてきて、トイレと風呂が使えなくなった。川を元に戻し、上流に砂防ダムを造ってもらいたい」と話しました。(新潟県・五十嵐健彦)


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