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2019年10月20日(日)

機械被害 3億~4億円

川崎 畑野議員ら要望聞く

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(写真)岩永さん(左端)から被害について聞く(右から)大庭、市古、畑野、君嶋の各氏。左手前は浸水で故障し修理中の機械=19日、川崎市中原区

 日本共産党の畑野君枝衆院議員は19日、川崎市中原区を訪れ、君嶋ちか子県議、大庭裕子、市古次郎の両市議と、台風19号で浸水被害を受けた地域をまわって要望を聞き、支援策を知らせました。

 同区宮内にあるマス・プロ製本の工場では、泥水につかった機械を修理中。応対したマス・プログループ代表取締役の岩永雄資さんは「1500万円で先週購入した機械もダメになった。機械で3億~4億円、製品は1千~2千万円ほどの被害が出ている」と述べました。

 別の工場では「事業系ごみは回収しないと言われた」と、ごみの搬出に追われていました。大庭市議は区役所に電話。災害ごみとして表に出しておけば回収するとの回答を得たと伝えると、社長は「助かりました。他の作業ができる」と胸をなでおろしました。

 上丸子山王町では1メートル以上の浸水も。山本印房の山本雅義さんは「紙も商品もみんなダメになった」と語り、別の事業者は「たった一晩で生きるすべを失った。借金だけ残っている。悔しい」と目に涙をためました。

 どの地域でも水害の原因究明と対策の要望が出され、畑野氏は「みなさんの事業の継続を守るのが政治の仕事。早急に取り組みたい」と語りました。(神奈川県・下元怜美)


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