しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月19日(土)

核兵器廃絶への道筋は

広島の若者 井上議員と交流

写真

(写真)井上哲士参院議員(右)と話す「カクワカ広島」メンバーたち=18日、参院議員会館

 核兵器のない世界を願う広島の若者が集まり、国会議員から核兵器禁止条約にかんする考え方を聞いて発信している「カクワカ広島~核政策を知りたい広島若者有権者の会」のメンバーが18日、日本共産党の井上哲士参院議員を国会に訪ねました。東京の大学に通う広島出身の学生たちで、核兵器廃絶へどう取り組みを進めていくか、井上氏から話を聞きました。

 井上氏は、自身が広島県出身の被爆2世と自己紹介。「核兵器廃絶は政治家としての原点」と述べました。核兵器禁止条約について「核兵器を違法化した画期的なもの」と強調。アメリカの「核の傘」に固執し、条約に背を向ける日本政府の態度は許されないとして「速やかに署名・批准するよう、国民的な運動で働きかけを強めていく。署名・批准する政府をつくるため、次の総選挙で野党連合政権をめざす」と述べました。

 参加者から「批准に向け、与党の理解をどう得ていくか」「国会議員には『核抑止力は必要』という人が多いが…」などの質問が出されました。井上氏は、核兵器禁止条約の背景には、地獄のような体験を語った被爆者を先頭とするたたかいがあったとして「『核兵器をなくせ』という被爆者の訴えは、だれも否定できません。世論を盛り上げ、党派を超えた動きをつくりたい」と話しました。

 「カクワカ」が話を聞いた国会議員は井上氏で6人目。これまでに2回、報告会をしています。今回、参加した大学1年生(19)は「核兵器をなくしたいという強い思いを感じた。今後、700人以上いる国会議員にアプローチし、世論を動かしたい」と話しました。


pageup