2019年10月19日(土)
避難者の健康守る
志位委員長が会見
福島・郡山
日本共産党の志位和夫委員長は18日、福島県郡山市役所で、記者団からの質問に応え、被害の深刻な状況があることに触れて「いま何よりも大事なことは、避難されている方々の健康、安全を守っていくことです。政府もプッシュ型支援といっていますが、一人ひとりの被災者に支援を届けることが大事です」と語りました。あわせて「安心して住める場所に移りたい」という要望があったことに触れ、「緊急にホテルや旅館、アパートを借り上げ、そこに移ってもらい、安心して住める場所を提供することが緊急に求められています」と強調しました。
今後の取り組みについて問われて、志位氏は、被災者住宅再建支援法では、支援額が住宅の全壊で300万、半壊で150万円となっていることについて、「引き上げる必要があります。同時に、被害認定を被災者の立場にたって弾力的に行わせていきたい」と話しました。農業支援にかかわって、ハウスなどが壊れた場合、一定の公的な支援の枠組みがあるとしつつ、「それでも大変な重荷を背負わされるもとで公的支援の拡充が必要です」と強調。「住宅、農林水産業の再建、復旧・復興で公的支援の枠組みをすべて発動するとともに、さらなる拡充を求めたい」と語りました。