2019年10月18日(金)
台風19号被害
泥が一輪車30台分も
長野・佐久
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台風19号に伴い千曲川支流の河川などが氾濫して多大な被害を受けた長野県佐久市で、日本共産党の藤岡義英前県議と佐久市議団(3人)は16日、同市の被災現場を調査し、住民の声を聞きました。
同日午前、藤岡氏と小林松子、柳沢眞生(やなぎさわ・まさお)両市議は入沢地区に入り千曲川支流の谷川(やがわ)を調査。氾濫で谷川にかかる橋は押し流され、川の北側の道路が陥没して自動車が通れない状況でした。
川沿いに住む市民らは、家屋に入り込んだ泥や浸水した家財道具を懸命に搬出。谷川の北岸側に住む女性は「断水中なので、近くの神社に水をくみに行っている」と話していました。北側の住宅地は電柱が倒壊し、停電が続いていました。
清川地区では、氾濫して道路や田畑を著しく浸水させた吉沢川の周辺を調査。川に隣接する家屋の住民は「40畳分の畳が泥をかぶった」ほどの床上浸水に遭いました。別の家屋で床上浸水に遭った男性は、妻とともに泥を搬出。「一輪車30台分の泥が出た。たまった泥は何とかしてほしい」と行政に要望しました。藤岡氏らは住民を激励し、国や県、市に対策を求めていくと約束しました。
同日午後は、藤岡氏と内藤祐子市議が中込地区や志賀地区などを調査。浸水被害を受けた中込地区の下水処理場周辺や、氾濫して堤防が一部崩れた志賀川などを見て回りました。(山本健二)