2019年10月18日(金)
高知知事選に松本けんじ氏
憲法アクション擁立 野党の統一候補
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11月7日告示、24日投票の高知県知事選で、高知県版の市民連合にあたる高知憲法アクションは17日、市民と野党の統一候補として、日本共産党県常任委員の松本けんじ氏(35)=新=を無所属で擁立すると発表しました。日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、新社会党などの県内全野党は松本氏を支持し、全力をあげると表明しています。(関連記事)
尾﨑正直知事(52)は8月、次期衆院選高知2区に自民党公認での出馬をめざすとし、4選不出馬を表明。後継候補に、元総務官僚で元大阪府副知事の浜田省司氏(56)を指名しました。
共産党はこれまで、尾﨑県政の積極面を前進させる是々非々の立場で前回と前々回は対立候補を立てませんでした。しかし、今回はただちに、「自民党県政の復活を許さない」「県民によりそうあたたかい県政をつくる」と対立候補を立てて市民と野党の共闘の枠組みでたたかうことを表明。県内の全野党で対立候補を立てることをめざし、市民団体、各政党の話し合いが続けられ、7月の参院選徳島・高知選挙区で野党統一候補として善戦した松本氏を擁立することで一致しました。
高知市内で開かれた記者会見で、松本氏は「ここで一緒に生きていく、誰一人取り残さない県政を県民のみなさんと一緒につくっていくために全力をつくす」と決意を述べました。
高知憲法アクション呼びかけ人の田口朝光氏が経過などを報告し、「市民と野党の共闘の枠組みで必勝をめざす」と表明しました。
党県委員会の春名直章委員長は「自民党県政でない、もう一つの道を松本さんとともに示し、市民と野党の共闘と県民の力で新しい県政の扉を開く決意で頑張りたい」と力説しました。
選挙戦は松本氏と、自民、公明両党が推薦する浜田氏との事実上の一騎打ちの様相です。