2019年10月17日(木)
台風１９号被害
道路寸断 孤立地域も
宮城・丸森
台風１９号で阿武隈川支流の内川などの氾濫や大規模な内水被害が出た宮城県丸森町に日本共産党宮城県議団が１６日、調査に入りました。遠藤いく子、天下みゆき両県議と、ふなやま由美党県常任委員、日下七郎、八島定雄両角田市議が、山本明徳丸森町議予定候補の案内で、被災地を回りました。
保科郷雄町長が、罹災（りさい）証明を申請しに来た町民が列をなす町役場で応対。「道路が寸断され、孤立している地域があり、被害状況の全体像はまだ分からない」と述べ、水道が被災し、復旧の見通しが立たない状況やボランティアを募集し始めたことなどを話しました。
避難所の丸森小学校では、１階建ての神明町営住宅で被災し、九死に一生を得たという男性（６６）の話を聞きました。あっという間に水位が上がり、こたつの上に立って首まで水につかったまま朝まで過ごし、「もうだめか」と思ったが自衛隊のゴムボートまで泳いで助かったと話しました。
神明町営住宅では、「高齢者は、水没した家具や畳など運搬できない」などの要望を聞きました。
金山小学校は１階に土砂が流入し、職員総出で掃除をしていました。上林地区では、１階に土砂が流入した家があり、今も水が道路を横切り、川のように流れていました。（宮城県・佐藤信之）
