2019年10月11日(金)
宮古島弾薬庫
国に話し合い求める
デニー沖縄知事が会見
沖縄県の玉城デニー知事は10日、県庁で行った定例記者会見で、安倍政権が同県宮古島市城辺保良(ぐすくべぼら)で地元住民からの合意を得ることや、まともな説明もしないで、着工を開始した陸上自衛隊弾薬庫建設計画について、今後も「国に対して(地元住民への)説明や話し合いをするよう求めていきたい」と語りました。
デニー知事は、記者から同弾薬庫建設についての考えや対応について問われ、宮古島市内での陸自ミサイル基地配備や弾薬庫建設の問題について「県として沖縄防衛局に照会を行うなど、住民への情報提供に努めてきた」と述べ、「地元住民から施設の安全性等について、依然として反対や懸念の声がある」と答えました。
デニー知事は、8日に謝花喜一郎副知事が防衛省に直接連絡し、同弾薬庫建設の工事を一時中止した上で、住民説明会を改めて開催するよう求めたことを紹介しました。
デニー知事は「やはり、しっかりと住民と十分に話し合って進めていかなければ、多くの住民の皆さんは到底、納得することではない」と強調しました。