2019年10月10日(木)
女性視点の意義語る
元最高裁判事らが講演会
大阪
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夫婦同姓を定めた民法規定を合憲とした2015年12月の最高裁判決で、違憲の個別意見を述べた元判事たちの講演会が9日、大阪市内で開かれました。パネリストとして櫻井龍子、鬼丸かおる、木内道祥の各氏が出席。岡部喜代子氏のメッセージが紹介されました。
女性の最高裁判事は1994年の初就任以来わずか7人。3人の女性判事が在任した2013年から17年が最大です。「女性の視点が変えていく」と題するこの日のシンポジウムで鬼丸氏は、女性判事の存在意義を「勝ち組に対する弱者の視点」と話しました。
櫻井氏は就任当時、15人の中で「ポツンとたった一人」で違和感があったことを率直に語り、今は裁判官の旧姓使用がみとめられるようになってよかった、と語りました。
この日の講演会は、近畿弁護士会連合会など3団体が主催しました。