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2019年10月9日(水)

住宅被害4万棟超 台風15号から1カ月

屋内はカビだらけ

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(写真)畳にカビが繁殖した女性の自宅=千葉県鋸南町

 台風15号が首都圏などを直撃してから9日で1カ月がたちます。被災地では家の屋根がブルーシートのまま。屋根にシートをかけられなかった家もあり、「次の雨が不安」だといいます。市町村の被害認定の調査も完了しておらず、被害が大きかった自治体の罹(り)災証明書はまだ発行されていません。生活・住宅再建に向けて、公的支援の抜本的拡充を求める声が広がっています。

 屋根を補修していないため雨漏りする家も多く、家の中ではカビが発生しています。千葉県鋸南(きょなん)町の女性(70)の自宅は、踏み抜きそうなほど床板がふやけ、壁や天井には黒カビ、畳には青カビが生えています。「外から見たらわからないけど、とても住めない」といいます。

 総務省消防庁と千葉県によると、住宅被害は1都7県で全壊214棟、半壊2099棟、一部損壊3万8540棟。このうち千葉県では全壊195棟、半壊1950棟、一部損壊3万2569棟です。


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