2019年10月2日(水)
台風 政府の初動遅い
衆参災害特委 野党議員が追及
大規模停電や住宅家屋の損害などをもたらした台風15号の対策を議論した1日の衆参両院の災害対策特別委員会で、野党議員は政府に被災者支援の取り組みを求めるとともに、政府の初動対応を追及しました。
衆院では国民民主党の奥野総一郎議員が、8月の台風10号の時は重要問題を扱う関係閣僚会議を2回開いたにもかかわらず、今回は開催されなかったことをあげて「当初は(台風15号は)重大な案件だと認識していなかったのではないか」と指摘。参院では同党の青木愛議員が、政府の初動の遅れとともに、千葉県も災害救助法適用を発表したのが台風通過3日後だったことなど対応が遅れたとして、国と千葉県の連携についてただしました。
これに対し内閣府・青柳一郎政策統括官は「初動対応については国も県も適切に行われてきたものと認識している」と答弁。一方で、今後の災害対応に生かすために初動対応や自治体支援について「今後、検証作業を行う予定」と述べました。