2019年9月25日(水)
“ニンジンの皮食べて増税に勝て”?
「日経」記事が炎上
「アベノミクスの正体バラした」「今は戦時中?」
「ニンジンの皮もおいしく! 増税に勝つ食べ切り術」
こんなタイトルで消費税増税前に家計の無駄削減策を勧める「日経」電子版の記事(21日配信)がネット上で“炎上”状態に陥っています。
「日経」はこれまで、「消費税率10%後の議論も始めよう」(7月24日付社説)などとさらなる増税の議論まで呼びかけ、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が「日本経済のムードを明るくした。株高や円安によって企業収益や雇用は改善した」(2018年8月23日付社説)などと持ち上げていました。
その「日経」が、消費税増税を乗り切るために切り落とした「ニンジンの皮」を利用しろと勧める記事を配信したことに、ツイッターユーザーからは「これで消費税上げるの?」「アベノミクスの正体を完全にバラした」「今は戦時中か?」などの“突っ込み”が相次ぎ、なかには「日経新聞の購読をやめた方がよほど節約になる」という痛烈な皮肉をこめたツイートまで流れました。
厚生労働省発表(20日)の7月の毎月勤労統計調査によると、1人あたりの現金給与総額は前年同月比1・7%減と、速報値(0・9%減)からも大幅なマイナスとなっています。これで10月からの消費税率10%への引き上げなど、まさに日本経済を破綻に陥れる狂気の沙汰です。(信)