2019年9月21日(土)
「気候対策を」世界で声
グローバル気候マーチ
若者の共感呼び広がる
ニューヨークで23日に開催される国連気候行動サミットに向けて、「気候危機への緊急対策」を求める行動「グローバル気候マーチ」が20日、日本や世界各地で一斉に取り組まれました。若者の呼びかけによる全世代が参加する行動です。国際環境NGO「350.org Japan」によると、日本では23都道府県で5000人以上が参加しました。世界ではオーストラリアなどで行動が始まり、今後、150カ国以上で5200超の行動が予定されています。スウェーデンの高校生・環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが2018年8月に、同国会前で気候変動対策を求める抗議を始めました。若者の共感を呼び、気候対策を求める活動「未来のための金曜日」が世界中に広がっています。
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地球がやばい 今すぐ行動
東京
東京都渋谷区の国際連合大学前では、学校帰りに制服のまま来た女子高校生たち、白クマの帽子をかぶった人、地球の着ぐるみを着た人や「子どもたちのためにおとなはすぐ行動しよう」など思い思いに書いた手作りのプラカードを持った人たちで広場がいっぱいになり、約2800人が参加しました。
ツイッターを見て1人で来た大学生の友樹さん(18)=仮名=は「深刻な問題だけど解決法はあって、あとは実行するだけということをみんなに知らせたい」と真剣なまなざし。「日本政府の姿勢は最悪。CO2削減目標が低すぎるし、火力発電に依存しすぎ」と批判しました。
環境をイメージした手書きのTシャツを着た山梨県の男性(44)は長女(9)と参加。「責任を子どもに押し付けてはいけない」と話し、長女は「このままじゃ地球がやばいってグレタさんが言ってて、本当にそう思う」といいました。
参加者は「気候は変えず、自分が変わろう」と唱和しながら渋谷区内を歩きました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加しました。