2019年9月19日(木)
台風被害 共産党が申し入れ
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被災地派遣増の支援必要 千葉
台風15号の被害が長期化しているもとで、日本共産党千葉県委員会と同県議団は17日森田健作知事に被災者救援についての緊急申し入れを行いました。
17日午前11時の県発表でも重軽傷者118人、住宅被害3177棟におよび、被災住民は心身ともに疲労し、いら立ち、不安を募らせています。
申し入れ事項は▽被災地への派遣職員大幅増員、被害の全体を早期に掌握、相談窓口の設置▽被災者の要望に応えた救援物資の確保▽電力業界あげた停電の早期全面復旧▽高齢者、障害者、幼子をもつ家庭への飲料水と十分な栄養(食事)の提供▽民間住宅借り上げ、UR住宅などを含む住宅被害者への住居提供▽生活再建に向けた見舞金の支給▽きめ細やかな情報提供と通信環境の早期改善▽激甚災害の指定を国に求める、の8項目です。
これはこの間、日本共産党がとりくんでいる救援活動の中で、住民や自治体関係者などから党議員等に寄せられた声をもとにまとめたものです。
申し入れ書は、浮揚幸裕千葉県委員長、加藤英雄、みわ由美の両県議が県防災対策本部を訪れ、新村理県危機管理室長に手渡しました。応対した同室長は「わかりました。関係者に伝えます」と述べました。
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島しょ部被害に対応急げ 東京
日本共産党東京都議団(曽根はじめ団長、18人)は17日、台風15号で大きな被害が起きている島しょ地域を支援するため、補正予算を編成し、被災家屋の再建や除却への支援、住宅の提供などを行うよう小池百合子知事に申し入れました。申し入れは10日に続くものです。
小池知事は「要望は受け止めさせていただく。国にも要望しているし、現地で『今回は特に風が強かった』との声も聞いた。倒木による停電や、農地の塩害も出るので、時間の経過を見ながら対応したい」と答えました。
申し入れでは16日に行った大島町の現地調査や、新島村、利島村など党議員、党支部の調査を踏まえ、▽家屋の損壊が数百戸に及んでいる▽都立大島海洋国際高校(大島町)で窓ガラスが割れ、多数のパソコンなどが使用不能になった▽農地でもパイプハウスが損壊したり、イチゴやツバキに被害が出たりしている―ことなどを指摘。被害の全容把握、家屋損壊の程度を判断する職員や、災害がれき撤去・建物再建にあたる人手の不足、運搬費の負担など島しょ独自の困難があると強調しました。
その上で、(1)島しょ被害対策の補正予算を編成する(2)被害家屋の再建・除却への助成制度を拡充する(3)建設業者の受け入れ経費に補助する(4)住宅被災者に住居を提供する(5)大島海洋国際高校の復旧を急ぐ(6)農漁業被害に中長期的に補償を行う(7)都職員派遣など要請に応える―ことを求めました。