2019年9月15日(日)
憲法にラブソングを
シスターら 3000万人署名訴え
東京・新宿
|
「過ちあるところに優しい心の許しを 疑いあるところに信仰があるように」
東京・新宿駅西口の雑踏のなか、修道院のシスターたちの歌声が響きます。14日、カトリックのシスターをはじめとする宗教者たち約50人が、安倍9条改憲反対3000万人署名を訴えました。
「日本カトリック正義と平和協議会」など6団体が共催する「SISTERS ACT憲法にラブソングを」の7回目の行動です。
呼びかけ人の一人、べリス・メルセス宣教修道女会の清水靖子さん(81)は、1980年からミクロネシアに派遣され、現地のお年寄りの体験を聞きました。「日本がどんなに残酷な加害者だったか、私たちは忘れてはなりません」と語ります。「再び加害者とならないためにも、お祈りのなかで願うだけでなく、街頭で訴えなければ」とシスターたちに行動を提起しました。
初めて参加した都内のカトリック教会のシスター(78)は「ここに立つだけで勇気がいります。でも、心ある方が署名を寄せてくださって心強い。戦争は神の教えに反することです」と語りました。川崎市から買い物に来た女性(74)は、「戦争を起こさせないために」と署名しました。