2019年9月14日(土)
「靖国」派ズラリ 自民閣僚
第4次安倍再改造内閣 19人中18人
小泉氏も毎年参拝
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11日に発足した第4次安倍再改造内閣のうち安倍晋三首相ら自民党籍の閣僚計19人中18人が「靖国」派改憲・右翼団体と一体の議員連盟に加盟していることが、本紙の調査で明らかになりました(表)。唯一未加盟の小泉進次郎環境相も、2009年の衆院議員当選後、毎年、終戦記念日の8月15日には靖国神社(東京・九段北)を参拝しています。
問題の「日本会議国会議員懇談会」と「神道政治連盟(神政連)国会議員懇談会」はそれぞれ、改憲・右翼団体の「日本会議」、「神道政治連盟」と一心同体の議連です。
両団体とも、日本の過去の侵略戦争と植民地支配を「自存自衛」「アジア解放」の“正義の戦争”として肯定・美化する靖国神社と同じ立場から、「憲法改正」、天皇や首相の靖国神社公式参拝、「愛国心教育」の強化を主張するなど、戦前の日本への回帰を志向。一方で、「ジェンダーフリー」や夫婦別姓には反対しています。両団体は、それらの政策に基づく「推薦基準」に応じて政治家を国政選挙で推薦し、当選後に議連の会員として迎えてきました。
安倍首相は内閣改造後の記者会見で、自民党は「老・壮・青の人材の宝庫」だなどと誇りましたが、起用された閣僚を見る限り、首相同様の歴史修正主義者と改憲・右翼政治家の“宝庫”となっているのが実態です。