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2019年9月10日(火)

国民のため通信守る

JMITU通信本部が大会

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(写真)あいさつする宇佐美委員長=7日、神戸市

 JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)通信産業本部は7、8両日、神戸市で定期大会を開きました。

 あいさつした宇佐美俊一委員長は、安倍政権による9条改憲や消費税10%増税を阻止するたたかいを呼びかけました。NTTの職場では、国民のための情報通信を守るたたかいを強調。非正規雇用労働者の均等待遇に全力をあげ、委託・外注化によるサービス低下をやめさせ、データ料金引き下げを求めようと訴えました。

 運動方針では、▽9条改憲阻止▽解雇自由化など労働法制改悪反対▽成果・業績主義賃金に反対し生計費原則にもとづく賃金実現▽グループ下請け、非正規雇用労働者の雇用を守り、正社員化と均等待遇▽国民のための情報通信構築―などを提起しました。

 討論では、新規加入組合員が、「サービス残業がまん延し、労働者の意見を聞かない職場を変えたくて加入した。破損したまま放置された施設の修理が実現し、意見が通るようになった」と発言。京都の代表は、「お年寄りに不要なインターネットサービスを強引に販売している。郵政かんぽ不正のように信頼を落としてはならない」と強調しました。

 業務を広域集約化している問題では、「県庁所在地以外の地域で保守修理が外注されている」(広島)、「集約された業務で、席を立つ間もないほど過密労働になっている」(宮城)と告発しました。

 静岡の代表は、「新会社を設立したりグループ再編によって、賃金カットや新たな格差がつくられている」と批判しました。

 NTT11万人リストラを拒否した労働者に改正高年齢者雇用安定法にもとづいて継続雇用を求める裁判の原告、NTT子会社の無期転換逃れ撤回裁判の原告、日本航空解雇撤回原告団が支援を訴えました。

 宇佐美委員長、岡本宗和書記長を再任しました。

 日本共産党の清水忠史衆院議員があいさつしました。


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