2019年9月3日(火)
九州大雨 住民に寄り添い対策を
党佐賀県議団 知事に申し入れ
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日本共産党佐賀県議団は2日、記録的な大雨による被害についての対策を山口祥義知事に宛てて緊急に申し入れました。
申し入れは、党がこの間行ってきた現地調査を踏まえたもの。避難所の食事を現在のカップ麺やアルファ米、パンから弁当の配布などに切り替えていくよう要望。武雄市の老人福祉センター「長寿園」が16日までしか避難所として使用できないことなどを挙げ、期限を設けることなく、1人でも避難者がいれば閉所しないよう求めました。
さらに、▽被災ゴミの集積場所は期限を設けず弾力的に対応すること▽各種申請を武雄市北方町の市民サービスセンターで行えるようにするなどの体制をとること▽路肩が崩れ危険なクリークや海岸に流れ着いたゴミなどの対策―を申し入れました。
武藤明美県議は「住民の要求に寄り添った対応を」と強調。井上祐輔県議は「武雄市の避難者の多くが北方町に集中しているが、罹災(りさい)証明などは武雄市役所まで行かなければならない。車が水に漬かり使用できない人も多い中、市民サービスセンター北方での対応を」と求めました。
対応した危機管理・報道局の野田嘉代子副局長は「できる限り住民の方に寄り添った対応をし、住民の方が元の生活に戻れるように対応していきます」と答えました。