2019年9月2日(月)
憲法会議講座 草の根から改憲阻止
山下・渡辺氏が報告・講演
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憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は1日、東京都内で「安倍9条改憲阻止、生かそう憲法 くらしに政治に」をテーマに憲法講座を開きました。会場は追加の席が用意されるなど、230人が参加しました。
日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員が国会情勢を報告し、「参院選で改憲勢力に3分の2をとらせなかった意義は大きい」と強調。単独で改憲発議できず、野党を引っ張り込んで発議することも困難な状況に追い込んだと指摘しました。
臨時国会で野党は、憲法審査会で自民改憲案の議論をさせない一点で共同してたたかうとともに、総選挙でとどめを刺すために政権構想の協議を呼びかけていることを紹介し、「“本気で政治を変える”という構えを示すことが必要です。9条改憲を阻止し、憲法を生かす政治を実現させよう」と訴えました。
講演した渡辺治・一橋大学名誉教授は、参院で改憲勢力を3分の2割れに追い込む力となった10の1人区での野党共闘の勝利をみると、野党共闘が安倍政治に代わる選択肢となれば大きく支持を獲得できることが示されており、安倍9条改憲反対3000万人署名や市民共闘の前進、共通政策の深化がつくりだしたと強調しました。
安倍9条改憲阻止の「要は草の根のたたかいだ」と指摘するとともに、「安倍政治に代わる政権構想と政権共闘に発展させていくことが不可欠だ」と訴え。そのために「安倍9条改憲阻止の運動、安倍政権打倒の国民的運動を発展させよう」と呼びかけました。