2019年8月10日(土)

沖縄　総生産４．２％増

デニー知事　県民経済計算を発表

（写真）記者会見を行う玉城デニー知事＝９日、沖縄県庁

　玉城デニー沖縄県知事は９日、県庁での定例記者会見で２０１６年度の県民経済計算を発表しました。県内総生産が名目で４兆２８２０億円（前年度比１７１５億円、４・２％増）と前年度に続きプラス成長で、１人当たり県民所得は２２７万３千円（同１２万円、５・６％増）でした。

　プラス成長の要因として、住宅着工件数や公共工事等が増えて建設業が１７・７％、入域観光客数増で宿泊・飲食サービス業も１４・９％と、対前年度比で増加したことをあげています。国の成長率（名目０・７％増）を大きく上回りました。

　１人当たり県民所得は４年連続で増加。全国を１００としたときの所得水準は７３・８で、前年度から３・６ポイント縮小しました。発表資料では、１６年度以降も完全失業率は下がり続け、個人消費が伸びていることなどを示し、県内の景気は「拡大が続いている」としています。

　デニー知事は、沖縄経済の持続的発展と県民所得のさらなる増加に向けて「各分野が抱える政策課題の解決に向けて全力で取り組む」と述べました。