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2019年8月8日(木)

原水爆禁止世界大会・長崎開会総会

連帯あいさつ

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(写真)広渡清吾さん

禁止条約 日本批准を

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合呼びかけ人 広渡清吾さん(東京大学名誉教授)

 7月の参院選で市民連合は立憲野党と13項目の共通政策に合意しました。第1項目は9条改定の発議阻止、第2は戦争法の廃止です。原水爆禁止運動の三つの原点は核戦争阻止、核兵器全面禁止・廃絶、被爆者支援・連帯です。私たちがこの世界的人類的課題の実現に貢献する道は憲法9条を断固擁護し、日本のあり方を実現することです。

 参院選で9条改定を狙う勢力は発議に必要な3分の2を確保できませんでしたが、安倍首相は信任を得たと強弁し、改憲を政治の中心課題としています。

 市民連合は安倍改憲を絶対に許しません。9条を基礎に東アジアの平和創出と非核化を追求し、沖縄の普天間基地撤去と辺野古基地新設阻止を実現し、核兵器禁止条約の早期批准の取り組みを強めます。米大統領いいなりで日本を戦争に引きずり込む安倍政治からの転換を目指し、原水禁運動に連帯し、発展に貢献していきます。

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(写真)吉原毅さん

原爆・原発のない世に

原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長 吉原毅さん

 原子爆弾がいかに残酷で、非人道的なものか。ヒロシマ、ナガサキの悲劇を通じて学びました。人類に英知があるなら、一刻も早く、核兵器廃絶にむけて行動を起こすべきです。

 原子力の平和利用という美名のもと、次つぎと世界中で建設された原発も、スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマの事故と、人類全体を滅ぼしかねない危険なもので、一刻も早く原発ゼロを実現しなければなりません。

 太陽光や風力、地熱、バイオマスなど、自然エネルギーは無尽蔵であり、原発はいりません。にもかかわらず固執しているのは、利権を求める「醜い欲」が原子力を暴走させているからです。原子力ムラという巨額の利権構造が存在します。危険だと知りながら止められないのが原発なのです。

 私たちの思いは一つ、原爆と原発のない平和の世の中の実現です。

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(写真)稲嶺進さん

新基地 絶対止めたい

オール沖縄会議共同代表 稲嶺進さん(前名護市長)

 辺野古への米軍新基地建設が進むキャンプ・シュワブゲート前では、今日も市民の悲痛な声が響き渡り、政府による違法な工事が強行されています。

 沖縄では主要な選挙で「建白書の実現」や「辺野古新基地反対」を掲げた候補者が圧勝し、県民投票で72%の圧倒的反対の意思が示されました。しかし、日本政府は工事を強行しています。言語道断であり許されません。

 辺野古新基地建設問題は、憲法・人権問題であり環境問題です。民主主義の問題であり地方自治の問題です。沖縄だけの問題ではなく、日本全国の問題といわざるを得ません。

 オスプレイが全国を飛び回り、全国の沖縄化がさし迫っています。自分たちの問題として受け止めることが求められています。

 私たちは勝つまで絶対にあきらめません。非暴力で、したたかに、しなやかに、抵抗を続けていきます。ともにがんばっていきましょう。


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