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2019年8月5日(月)

幅広い運動と共同を

原水爆禁止世界大会・国際会議

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(写真)原爆被害やヒバクシャのたたかいなどを交流する参加者=4日、広島市

 広島市で開かれている原水爆禁止2019年世界大会・国際会議は4日、「核兵器廃絶へ共同と連帯の推進―反戦平和、原発、環境、人権、暮らしなど運動とともに」をテーマにした第3セッションと、核兵器の非人道性などに関する三つの分科会を開いて議論しました。

 米国ピース・アクションのロザリー・ブルックスさんは「トランプ政権の過激な政策や言動で、米国人の多くが核兵器に人類の存在が脅かされていることに気づいた」と発言。来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に「核兵器廃絶を求める世界の声を届けよう」と訴えました。

 スペイン・デラス平和研究センターのクロエ・ムールベテルさんは、母国ベルギーで左派2政党が核兵器配備の禁止法案を提出したことを報告。「人びとと地球の健康と安全が守られる未来を築こう」とよびかけました。

 フィリピンの「平和を教え、平和を創ろう」のゲレーロ・AG・サニョさんは2015年から国民平和大行進に参加しているとのべ、「被爆者の願いを実現したい。平和行進への若者の参加をよびかけよう」と語りました。

 日本共産党沖縄県議団の渡久地(とぐち)修団長が、米軍新基地建設阻止のたたかいを報告。参院選で野党の共通政策に「新基地建設の中止」が掲げられ、オール沖縄からオールジャパンのたたかいに発展したとのべ、「道理と正義は私たちの側にある。安倍政権を倒すことが民主主義と地方自治を守る道」と訴えました。

 国際平和ビューロー(IPB)のライナー・ブラウン共同会長は、世界中の若者が気候変動問題に立ち上がっているとのべ、「核兵器廃絶の実現に向け、さまざまな社会運動との共同を広げよう」と訴えました。

 この日は、核兵器廃絶を訴えて全都道府県を歩き通す国民平和大行進の集結集会が市内で行われました。


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