2019年8月2日(金)
「最賃上がればビールもうまい」
札幌ビアガーデンデモ
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「最賃上がればビールもうまい」「最低賃金1500円上げろ」―。厚生労働省の中央最低賃金審議会が最賃改定の目安を北海道では26円引き上げ、時給861円を発表した7月31日夕、道労連は「上げろ!最低賃金ビアガーデンデモ」を札幌市大通公園で繰り広げました。
気温27度。100人がコールを響かせると、熱い視線が集中。ビアガーデンの客たちが拳をあげ、店員が笑顔で手を振りました。
「同じ仕事をしているのに全国で差があるなんて、ふざけてる」と介護現場で働く女性(24)。「時給が低いからといって仕事の手を抜くことはありません」と胸を張ります。
「バイト代が低いので、働くことに時間を取られています」。大学院生の女性(27)も「賃金が上がったら働く時間を少なくし、研究に打ち込みたい」と語っていました。
尾張聡副議長は「過去最大の最賃引き上げというが、北海道はまだまだ低すぎ。とても満足するわけにはいきません。地域間格差も広がり、憲法25条の生存権を生きたものにするためにも最賃の大幅引き上げが必要です」と強調しました。
日本共産党の畠山和也前衆院議員も訴え、デモに加わりました。