2019年7月29日(月)
東アジア 平和の道は
原水爆禁止世界大会・科学者集会
“9条に基づく国づくりこそ”
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原水爆禁止2019年世界大会・科学者集会が28日、「市民運動の役割と科学者の責任~九州・沖縄から東アジアの平和をどう構築するか」と題して福岡県春日市で開かれ、100人が参加しました。
九州大学名誉教授・久留米大学客員教授の石川捷治氏と長崎大学核兵器廃絶研究センター教授の鈴木達治郎氏が基調講演しました。
石川氏は、朝鮮半島の完全な非核化を目指す板門店宣言で合意された朝鮮戦争終結が実現すれば、在日・在韓米軍の規模縮小や撤去など日米の軍事体制が変化せざるを得なくなると述べました。安倍政権後を展望し、日本が憲法前文・9条に基づく国づくりを目指すことが重要だと指摘しました。
鈴木氏は、トランプ米政権が誕生して核軍縮は「迷路に入った」が、一昨年に核兵器禁止条約が採択されたことは歴史的な一歩だと指摘。東アジアの非核化と平和に向けた歴史的転換点を迎えている今こそ、北東アジア非核兵器地帯に向けて市民社会と政府が力を合わせるべきだと強調しました。
韓国、沖縄、九州、山口の研究者、弁護士、議員が報告しました。