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2019年7月26日(金)

自衛官応募9万人割る

防衛大、顕著な減り 戦争法で任務激化

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 防衛省は25日、2018年度の「自衛官等の応募者数」が17年度比5612人減の8万7562人にとどまったことを明らかにしました。14年度は10万人を超えていた応募者数は年々減少傾向にあり、ついに9万人を割り込みました。

 特に減少が顕著だったのは幹部自衛官の養成機関である防衛大学校の応募者数で、前年度比2373人減の1万3926人にとどまりました。非任期制の「一般曹候補生」の応募は1571人減の2万7580人となりました。

 他にも、航空学生は440人減、防衛医科大学校の医学科、看護学科の応募もそれぞれ509人、389人減となりました。

 一方、15年度から3万人を割っていた任期付きの「自衛官候補生」の応募者数は増加したものの、2万8145人と引き続き低い水準にとどまりました。

 少子高齢化や慢性的な人手不足、さらに安保法制=戦争法に伴う任務の激化により、自衛官の募集・採用とも減少傾向が続いています。


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