2019年7月23日(火)
野党共闘の力で安倍政治に痛打
沖縄 新基地ノーの民意示す
高良氏 安倍政権に挑む
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「沖縄の民意をバックに、大いに論戦を挑んでいきたい」
名護市辺野古の米軍新基地建設の是非が最大争点となった参院選沖縄選挙区で自民党候補との事実上の一騎打ちを制した「オール沖縄」の高良鉄美氏は21日夜、当確直後の会見で力強く、決意を表明。翌22日には、さっそく辺野古ゲート前を訪問し、座り込みを続ける市民らと勝利の喜びを分かち合いました。
沖縄県では、辺野古新基地中止・普天間基地の閉鎖・撤去を掲げた「建白書」が政府に提出された2013年以降、県知事選や国政選挙で「オール沖縄」勢力が連勝を続けています。とりわけ、過去1年間でみれば、県知事選(昨年9月)、県民投票(今年2月)、衆院3区補選(4月)、そして今回の参院選と、「新基地ノー」の圧倒的な民意が4度も示されました。
高良氏は、「なぜこれだけ民意が示されているのか。安倍政権には考えていただきたい」と述べ、民意無視の安倍政権に対して、民意を背に挑む決意を示しました。
今回の参院選では、野党共通公約に辺野古新基地の中止が盛り込まれました。高良氏はこう訴えます。「辺野古の問題は日本全国の問題です。子どもの貧困や老後の医療の問題がありながら、なぜ、これだけの税金を投入して進める必要があるのか。納税者である全国の主権者にしっかり話をしていきたい」