2019年7月23日(火)
市民と野党の共闘進化
全国革新懇代表世話人会 参院選結果を議論
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全国革新懇は22日、東京都内で代表世話人会を開き、参院選の結果について議論しました。
結果について、「自民、公明両党が過半数の議席を得たが、自民党は2016年以降、比例票を減らし続け、改選比で9議席減らしている」「安倍晋三首相は憲法改定を前面に押し出したが、自公と日本維新の会の改憲勢力で3分の2を下回った」「自民勝利とは言えない」との指摘が上がりました。
日本共産党が東京、京都で議席を確保し、埼玉では21年ぶりに議席を獲得したこと、1人区では10選挙区で野党統一候補が勝利したことで、「選挙区は全体として健闘した」と強調されました。
「改憲勢力3分の2を阻止したのは野党共闘の大きな成果だ」との確信や、各選挙区での市民と野党の共闘の進化、13項目の共通政策ができた意義が語られました。
安倍首相が選挙後、憲法改定を「任期中に実現したい」と述べたことについては、「行政府とその長の総理大臣は憲法上、改憲手続きへの関与は許されないという点を強調していく必要がある」との指摘がされました。
「沖縄の『辺野古新基地を造らせない』の民意は盤石だ」「野党各党がジェンダー政策を掲げ、争点になったことは画期的だ」「学費無償化や最低賃金引き上げが大きなテーマになり、日本共産党の財源論は青年の共感を呼んだ」との声もありました。
全国革新懇事務室は10月に予定する全国交流会の実施要項案を提示。世話人会は同交流会の成功へ努力することを確認しました。