2019年7月12日(金)
「オール沖縄」タカラ候補勝利で「沖縄建白書」を実行する政府を
那覇 小池書記局長が訴え
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辺野古米軍新基地建設中止が「オール沖縄」の共通の旗印としてたたかわれている大激戦の参院沖縄選挙区、日本共産党の小池晃書記局長は11日、那覇市で街頭演説し、「『オール沖縄』のタカラ鉄美候補の勝利で新基地断念、普天間基地閉鎖・撤去の『沖縄建白書』を実行する政府をつくろう。新基地反対で一貫してきた共産党に、基地も安保もなくす願いを託してください」と訴えました。
宮古島遊説中のタカラ候補に代わり、照屋義実選対本部長が「県民の民意に報いるために勝ちぬいて安倍政権を倒し、国会を変えよう」と演説しました。
仁比そうへい比例候補は、「県民投票や国政選挙で県民が示した新基地反対の圧倒的民意が国民の心を揺さぶり、世界の世論を動かしている。口先だけ県民の心に寄り添うと言い、美しい海に土砂投入を続ける安倍政権はもう許されない。必ず勝って新基地は中止を」と力を込めました。
元自衛官の島袋恵祐比例候補は、同じく自衛官だった双子の兄が格闘訓練で亡くなった際、自衛隊による暴行の隠蔽(いんぺい)で兄が命も尊厳も奪われたと述べ「不正を隠す安倍政権に命と暮らしは任せられない。共産党を大きくし安倍政治を終わらせよう」と訴えました。
小池氏は、新基地建設で土砂投入を続ける政府を批判し、「民意を埋め立てることなどできないと知るべきだ」と強調。超軟弱地盤の存在など「辺野古はそもそも基地など造ってはいけない場所だった」と述べ、県民から土地を奪って造った普天間基地は無条件撤去をと訴えました。
トランプ米大統領が在沖米軍基地移転を“土地の収奪”として金銭的補償を要求したと報道されたことについて「盗っ人たけだけしい」と批判。トランプ氏の考えに呼応する安倍首相の9条改憲の目的が、世界に展開する米軍を守るために日本の若者に血を流させることにあると告発しました。
そして小池氏は「アメリカが沖縄の基地を手放さない根底にあるのが日米安保条約だ。トランプ氏は破棄してもいいと言いだした。ならば安保条約10条にもとづく通告で廃棄して基地をなくし、対等・平等の日米友好の新時代を築こう。アジアの懸け橋としての沖縄の役割が全面的に発揮できる」と強調。「選挙区はタカラ候補の勝利を、比例では基地も安保もなくせと訴え続けてきた共産党を伸ばしてください」と訴えました。
赤嶺政賢衆院議員も訴えました。