2019年7月10日(水)
陸自 米軍機から降下
長距離侵攻訓練 2度目実施へ
陸上自衛隊が、在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)から米空軍輸送機に乗り、日出生台演習場(大分県)でパラシュート降下訓練をすることが9日わかりました。同基地周辺自治体に8日、防衛省北関東防衛局が情報提供しました。昨年11月の日米共同統合実動演習「キーン・ソード19」で横田基地と日出生台演習場を使った同様の訓練を実施しています。安保法制=戦争法下での日米一体の集団的自衛権行使の訓練です。
陸上自衛隊の5日の報道発表によると、訓練はパラシュート降下作戦の戦術技量の向上、日米の共同対処能力の維持・向上を目的に16、17両日実施。習志野駐屯地(千葉県)の陸自第1空挺(くうてい)団の隊員約100人が横田基地の米空軍第374空輸航空団のC130J輸送機2機で行います。北関東防衛局の情報提供では、米軍輸送機は、横田基地で陸自隊員を搭乗させ日出生台演習場で降下するとしています。
米軍のC130輸送機は、横田基地などで陸軍特殊部隊や海兵隊による降下訓練を繰り返しています。横田基地と日出生台演習場は約800キロ離れており、日米一体の長距離侵攻訓練となります。