2019年7月4日(木)
参院選候補者討論会
倉林氏「消費税10%反対」
京都 「減らない年金」政策訴え
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社会保障や景気対策などをテーマに、参院京都選挙区(改選数2)の候補者討論会が2日夜、京都市内で行われ、日本共産党の倉林明子参院議員が「消費税の増税はきっぱり中止を」と述べ、党の「三つの提案」を語りました。京都青年会議所などの主催。
争点の年金問題で、倉林議員は「『100年安心の年金制度をつくった』と宣伝されたのに、わずか15年で、“長生きするなら投資しろ”とは、国民は到底納得できない」と批判。「マクロ経済スライド」を廃止し、「減らない年金」の政策を訴えました。
西田昌司参院議員は、金融庁の報告書について「貯金で積み立てるよりも株式投資などもっといいものに使ってくださいという報告」「まったく年金とは関係ない」などと弁明し、国民の年金不安にこたえませんでした。
西田議員は、全国の新幹線ネットワークをつなげることを主張し「経済的にいろんなプラスになる」「財源としては当面は国債を発行してもまったく問題ない」と発言。倉林議員は「2兆円超もかけて北陸新幹線を延伸するよりも、全国知事会も要望している公費1兆円の投入で国保料の思い切った引き下げを」と強調しました。
消費税の10%増税をめぐり、西田議員は「消費税の値上げも含めてノー」と、“反対”を表明。自民党の公認候補でありながら同党の公約に反する無責任な態度が浮き彫りになりました。
討論会の録画は3日(水)午後9時からユーチューブなどの動画サイトで配信されます。