2019年7月3日(水)

憲法・消費税　参院選　各党と討論　大阪　たつみ氏

自公補完勢力と違いくっきり

暮らし守る財源ある

（写真）ネット討論会で発言する、たつみ参院議員（左端）＝１日夜、大阪市

　参院大阪選挙区（改選数４）の候補者によるネット討論会が１日夜、大阪市内で行われ、日本共産党の、たつみコータロー参院議員は、消費税、憲法、年金などについて他候補と論戦しました。主催は日本青年会議所近畿地区大阪ブロック協議会。

　憲法について、自民党現職（比例）の太田房江氏は、憲法９条への自衛隊の明記を主張。公明党現職の杉久武氏は「加憲」という立場から憲法「改正」に賛成を表明。日本維新の会現職の東徹氏と新人の梅村みずほ氏は、憲法を変えなくてもできる教育無償化などを理由に憲法「改正」を主張しました。たつみ氏は「いま変えるべきは憲法ではなく、憲法を守らない安倍政権だ」ときっぱり。自公、維新との対比が鮮明になりました。

　消費税１０％増税については、自民・太田氏が「全世代型の社会保障のため」、公明・杉氏が「社会保障制度を維持するためにやむを得ない」とそれぞれ賛成を表明。たつみ氏は、これまで消費税は社会保障のためには使われてこなかったと指摘。「景気悪化の中での消費税増税は愚策中の愚策」と批判し、大企業や大資産家に応分の負担をしてもらえば、消費税に頼らなくても、くらし応援の財源はできると訴えました。

　“年金だけでは２０００万円足りない”問題に自民・太田氏が「誤解を与えた」と述べたのに対し、たつみ氏は「だれも誤解していない」として「減らない年金」のための共産党の提案を主張しました。

　「身を切る改革」についての質問に、たつみ氏は、赤ちゃんからお年寄りまで強制献金させる憲法違反の政党助成金こそ廃止すべきだと主張。形を変えた企業献金であるパーティー券購入をただしたのに対し、維新・東氏は「パーティー券と企業・団体献金とは違う」と逃げました。