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2019年7月3日(水)

九州大雨 党議員が被害調査

熊本・益城町

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(写真)田んぼ内に流入した土砂(後方中央の洲上の部分)を確認する山本県議(左)と甲斐町議=2日、熊本県益城町

 九州を中心に断続的に降り続く大雨の影響で農地などに被害が出ている熊本県益城町を2日、日本共産党の山本伸裕県議と甲斐康之益城町議が調査し、住民や県の担当者から状況を聞きました。

 調査した益城町の木山川沿いの安永、赤井の両地区は3年前の熊本地震とその後の豪雨で堤防が決壊し、被害が出た地域です。現在、両地区をつなぐ五楽橋付近は地震からの復旧工事中で、6月28日夜半から29日にかけての大雨で越水(えっすい)し、土のうの一部が押し流されて土砂が田んぼに流入するなどの被害がでました。

 復旧作業をしていた農家の男性は「田植え後に入った土砂は、助かった稲の刈り取りが終わるまで取り除けない。ふさがった水路の回復だけでも急いでほしい」と話しました。

 山本県議は「不要・不急の大型事業よりも必要な災害防止工事を最優先にすべきだということが明らかになった。今後の雨量次第ではさらなる被害も予想される。引き続き県民の安全確保と被害拡大の防止を図るよう県への働きかけを強めたい」と述べました。

 甲斐町議は「町民へ警戒を呼びかけるとともに、すでに被害の発生した農地などへの支援を、町、県に要請したい」と話しました。


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