2019年7月2日(火)
’19参院選 訴えから
中林よし子 鳥取・島根選挙区・野党統一予定候補
原点はくらしのよし子 小さなつぶやき国政に
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金融庁の報告書にはびっくりしましたね。公的年金以外に2000万円なければ老後が送れない。私を含め、年金暮らしの多くの方々の不安をあおっています。
私の母は昨年、100歳でこの世を去りました。日本の困難な時期を100年生きた人の年金が月4万円。悲しみを通り過ぎ、怒りを覚えました。国民の責任にしようとしている安倍政権のもと、私は、低年金の方々に、月5000円、年6万円の補填(ほてん)をただちに実現したいと思います。
私は4期9年、国会で主に農林水産委員として働いてきました。安倍政権になって6年半、農業をめぐる状況は危機的です。農産物の自由化攻勢に拍車がかかり、国民の安全な食べ物と日本の農業を破壊しつつあると言っても過言ではありません。いまや日本の食料自給率は38%。世界で最も低いレベルになっています。
決して農家のみなさんの責任ではありません。島根県内を歩き、みなさんが地域の農業を守ろう、安全な食べ物を国民のみなさんに供給しようと努力を重ねている。その姿に頭が下がりました。だからこそ、農家のみなさんと国民が力をあわせて、国の食料自給率回復のため、しっかり(政策の)柱に立てていく。所得補償や価格保障などの思い切った政策で、安全な食べ物を日本の大地で、という当たり前のことを私に実現させてください。
政治家としての原点は、「くらしのよし子」です。道路工事の現場に農家のお母さん方が冬場、働いている。その現場を見て、「トイレはどうされているのか」と大変心配でした。直接、声を聞き、せめて仮設トイレの設置を、女性の尊厳を守ってほしいと国会で取り上げました。ついに通達が出て、建設現場に仮設トイレが置かれるようになりました。
どんなに小さなつぶやきであっても、直接、国政に届けていかなくてはならないと思っています。党派を超えた大きなお力添えで、政治を変える議席として、私を国会へ送り出してください。
(6月23日、松江市の演説会で)