2019年6月20日(木)
ここがいいネ!共産党
佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会会長 古賀初次さん
ウソがないから信頼
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ノリ生産日本一の有明海に面する佐賀市川副(かわそえ)町でノリ養殖を営んでいます。安倍政権による佐賀空港への欠陥機オスプレイの配備計画が浮上した2014年から反対運動を続けています。
諫早湾(長崎県)干拓事業など国の大型公共事業によって有明海は環境悪化の一途をたどってきました。魚介類は激減し、海は瀕死(ひんし)の状態です。これ以上、自然と漁業を国策の犠牲にさせるわけにはいかないと立ち上がりました。
安倍政権にはもう我慢がなりません。アメリカ言いなりで、私たちの声を聞こうとせず、国民を欺いてばかり。オスプレイ配備について防衛省は国防のためと言いますが、本当はアメリカと一緒になって戦争し、“戦争屋”をもうけさせるための軍備拡張です。
しかし、「佐賀のことは佐賀で決める」と言って当選した県知事は昨年、国の主張をうのみにし、配備受け入れを表明しました。選挙で自民党公認を得るために、党の方針に反対できない佐賀選出の同党国会議員も、決して地域の声に寄り添おうとはしません。これでも県民、市民の代表と言えるでしょうか。
日本共産党を信頼できるのは、武藤明美さん(県議)をはじめ、このようなウソが全くないからです。私たちと同じ目線に立って、住民から聞いた声をありのままに議会へ届け、実行する。これが本来の政治家の姿勢だろうと思います。
先日、市田忠義副委員長を迎えて開かれた共産党の演説会に参加し、東南アジアのように地域の紛争を戦争にさせない対話の枠組みを北東アジアにも築こうという提案に共感しました。軍事力ではなく、対話と平和外交で周辺国と関係発展を深めていくべきです。
そのためにも、オスプレイは日本全国の空からなくす努力をしなければなりません。市民と野党の共闘の勝利で安倍政権打倒につなげるため、何も恐れず前進あるのみの思いで頑張り抜く決意です。参院選で共産党の躍進にも期待します。(岡素晴)
こが・はつじ 1949年生まれ。高校卒業後、漁業に従事。2014年8月、佐賀空港周辺の住民有志で「オスプレイ等配備反対地域住民の会」の前身となる「対策協議会」を設立、会長に就任。