2019年6月20日(木)
3分で紹介 共産党(13)
「減らない年金」実現します
“公的年金だけでは老後に2000万円不足する”との金融庁の審議会報告書をきっかけに、年金不安が広がっています。
自公政権は年金制度について「100年安心」といっていたのに、いきなり“2000万円不足する”といわれたら、困惑するのではないでしょうか。しかも、年金額の伸びを物価上昇分より低く抑えて実質削減する「マクロ経済スライド」という仕組みで、年金はどんどん削られ、41歳以下の世代では老後の不足額は3600万円にもなる計算です。
安倍政権はこうした貧しい年金の実態を国民から覆い隠そうとしています。「選挙を控えている」(自民党・二階幹事長)からと、報告書の受け取りを拒否し、なかったものにしようとしています。
これはいくらなんでもおかしいと国民の怒りの声があがっています。いま必要なのは、貧しい年金の実態を隠ぺいするのではなく、抜本的に見直すことではないでしょうか。
日本共産党は、先に発表した「くらしに希望を―三つの提案」で、「マクロ経済スライド」を廃止し「減らない年金」を実現すると提案しています。高額所得者優遇の厚生年金保険料の仕組みを見直すなどして保険料収入を約1兆円増やすこと、200兆円もある年金積立金を計画的に取り崩すことなどで、マクロ経済スライドの廃止は可能です。
年金問題でも建設的対案をもつ共産党を伸ばして、「減らない年金」を実現しましょう。