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2019年6月17日(月)

かだ統一予定候補必勝 共産党躍進を

大津 小池書記局長が訴え

山下氏がメッセージ

写真

(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く演説会参加者=16日、大津市

 日本共産党の小池晃書記局長は16日、参院選1人区の滋賀選挙区で野党統一の、かだ由紀子予定候補(無所属)の必勝と、比例での共産党躍進をめざし、大津市・びわ湖ホールで訴えました。会場を埋めた聴衆の歓声が響き、野党各党の代表から熱いエールも送られ、熱気に包まれました。

 比例予定候補の山下よしき参院議員・副委員長がビデオメッセージで決意を述べました。

 かだ予定候補は、佐藤こうへい党県国民運動部長の立候補取り下げの決断に感謝し、「憲法が改悪されようとしている。安倍政権を倒し、立憲主義、平和憲法を守る」と表明。共産党の「暮らしに希望を―三つの提案」について「とても分かりやすい。さすが共産党さん。暮らしの現場を知っている」とエールを送りました。佐藤氏は「一人ひとりが大事にされる政治を」と訴えました。

 国民民主党県連の徳永久志代表、立憲民主党県連の笠原吉孝代表、社民党県連合の小坂淑子代表が登壇。「野党4党の1+1+1+1が4にとどまらず、10にも20にもなるたたかいをしよう」(徳永氏)と訴えました。

 小池氏は、かだ予定候補が安保法制廃止をはじめ、自衛隊明記の9条改憲や安倍政権による消費税率引き上げへの反対などを掲げていることを紹介。「野党は野合している」という自民党の批判に対して、全国の「市民連合」と野党が確認した13項目の共通政策に加えて、滋賀では9項目の野党共通政策もあると反論し、「市民が求める共闘を野合呼ばわりするのは、民意を愚弄(ぐろう)するもの。新しい政治への扉を開こう」と力を込めました。

 小池氏は、年金だけでは老後資金が足りず「2000万円貯金」が必要とした金融庁の審議会報告書を安倍政権が「政府方針と違う」と受け取りを拒んだ問題で、月5万5千円の収支差というデータを示したのは厚生労働省であり、公的年金の削減と「私的年金の利用拡大」は政府・自民党の方針だと指摘。「年金だけでは暮らせない日本でいいのか。大企業への4兆円の減税やF35戦闘機の1兆円以上の購入をやめ、安心できる年金をつくろう」と訴えました。

 また、9条改憲、「戦争する国」の危険を告発し、滋賀県の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場でのオスプレイも参加した日米合同演習の実施や迫撃砲の誤射事件を挙げ、「滋賀県での『戦争する国』に向けた動きも止めよう」と強調。「市民と野党の共闘を何よりも大切にする共産党を大きく伸ばしてほしい」と呼びかけました。

 岩永裕貴・甲賀市長、「市民の会しが」の斎藤敏康代表がメッセージを寄せました。


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