2019年6月16日(日)
採用の障害者支えよ
田村智子氏 省庁の環境整備要求
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日本共産党の田村智子議員は6日の参院内閣委員会で、中央省庁が採用した障害者への支援体制の構築を求めました。
昨年、障害者雇用率水増し問題が発覚し、各省庁は急きょ障害者の採用計画を立て、今年4月、行政機関全体で約2500人が採用されています。
田村氏は、日本国家公務員労働組合連合会が行った霞が関相談ダイヤルには、「知力を使わない肉体労働ばかりさせられる」「採用当時から見下した感じがあり、相談役となる課長補佐もばかにした言動をしている」など障害者枠で採用された人からパワハラを訴える声が寄せられていることを指摘。障害者雇用を進めるために、単なる数合わせでなく職場環境の整備が求められると指摘しました。
内閣府の宮腰光寛国家公務員制度担当相は「今回、(障害者を)大量採用して各省庁で(業務が)スタートしたばかり。(職場の)状況がどうなっているか一定の時期に把握していきたい」と答弁。田村氏は、国家公務員の職場が多忙、過密労働となっているのも要因だとして、「採用した障害者の方々への支援体制を構築するためにも、人員、財政上の手当てを求めていくべきだ」と主張しました。