2019年6月13日(木)
大規模伐採計画待った
霧ケ峰メガソーラーに武田議員
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日本共産党の武田良介議員は5月23日の参院環境委員会で、国定公園にも指定されている霧ケ峰の南に東京ドーム約40個分の面積で建設が計画されている長野県諏訪市四賀での巨大メガソーラーについて、貴重な自然環境を守るための対応を求めました。
武田氏は、メガソーラー建設計画地内に「特定植物群落」があると指摘。環境省の正田寛自然環境局長は「希少な植物群落が確認され、学術的にも高い(価値のある)湿地である」と答えました。
武田氏は、環境省のアセスメントに、これまで対象となっていなかった太陽光発電施設を追加する準備が進められていると指摘。これまでの風力発電施設建設の例から「特定植物群落があったら計画地から避けなければいけないのではないか」と主張しました。環境省の中井徳太郎総合環境政策統括官は「アセスメントの中で重要な自然環境への影響が懸念される場合は、自然環境の改変の回避などの必要な対応を環境大臣の意見で求めることになる」と述べました。
武田氏は、アセスメントの対象でなくても、環境省は必要な対応を求めるべきだと追及。「計画では来年3月にも大規模伐採が行われる」とし、環境省が追加調査を行うなどの対応を求めました。