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2019年6月11日(火)

消費税など課題山積

穀田国対委員長 参院選前に予算委を

BS朝日

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は9日夜放映のBS朝日番組「激論!クロスファイア」で、衆参の予算委員会を開いて日米貿易交渉の密約などを明らかにすべきだと主張しました。

 司会の田原総一朗氏が、トランプ米大統領来日時の安倍晋三首相によるゴルフなどでの過剰な“おもてなし”を示すと、自民党の小野寺五典前防衛相は、周辺諸国に「日本の存在意義」を示したと発言。立憲民主党の長妻昭代表代行は、貿易交渉合意の発表を参院選後に先延ばししてもらった「お礼」だったとの見方を示しました。

 穀田氏は、トランプ氏の「8月に合意発表」発言からも「密約があるのは明らかだ。日米首脳が両国民を欺いている」と指摘。トランプ氏が記者会見でTPP(環太平洋連携協定)に米国は縛られないと述べたのに安倍氏が反論せず、記者団の質問にも答えなかったのは「参院選で不利になるからとの節がある」と強調し、予算委で国民に真相を明らかにすべきだと述べました。

 小野寺氏は、予算審議は終わったと発言しました。穀田氏は、予算委は「万般にわたって開くもの」で、参院では予算委開催を義務づける3分の1の委員の請求があると指摘。「対ロ・対米・対北朝鮮外交や消費税増税、“2000万円貯蓄しないと(老後が)持たない”問題など課題山積で、全閣僚出席で参院選前に国民に“こうだ”と説明するのは当たり前だ」と強調しました。

 小野寺氏は、10月の消費税増税は「予定通り」との見通しを表明しました。穀田氏は、家計消費も設備投資も落ち込むなか「消費税増税はしてはならない」と主張。参院選前に争点も明らかにせず“解散風”を吹かし解散をもてあそぶ安倍首相を批判し、「国民の審判を下し、市民と野党の共闘で安倍政権を打倒するために全力を挙げたい」と表明しました。


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