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2019年5月31日(金)

野党統一予定候補 街頭へ

参院選 “「共通政策」訴え抜く”

鳥取・松江で中林氏、高知で松本氏

 5野党・会派の党首会談での参院選1人区の候補者一本化、市民連合との「共通政策」での合意を受け30日、島根・鳥取選挙区で統一予定候補となった日本共産党の中林よし子予定候補と、徳島・高知選挙区の松本けんじ予定候補は早速街頭に出て、「くらしに希望が持てる政治に」などと訴えました。岐阜では4野党が集結して野党統一候補と市民団体が確認書を結ぶなど、局面を一気に変え、「本気の共闘で安倍政権を打倒しよう」と決起。この他、立候補を取り下げた候補者が、野党統一予定候補の勝利と比例選挙での共産党の躍進に全力をあげる決意を表明しました。


 中林予定候補は、鳥取市のJR鳥取駅北口で演説し「市民連合と5野党・会派が結んだ『共通政策』を多くの有権者に訴え抜いて過半数を取り、自公候補に打ち勝ちたい」と決意を表明しました。

 駅前は、「頑張って」との声援や「その通り」と合いの手が入るなど、聴衆の熱気にあふれました。

 中林予定候補は、市民とともに野党が一緒になって安倍政権の悪政を終わらせてほしいという、大きな世論の流れの中で一本化が実現できたと報告しました。

 その上で、8時間働けばくらせるルール作り、社会保障の充実、すべての子ども、若者が健やかに育ち、学び、働ける社会の実現など、市民連合と5野党・会派で結ばれた「共通政策」を掲げ、平和憲法を守るために全力を尽くすと強調。日本の命運がかかった参院選だとし、「みなさんと力を合わせて自民党を打ち破るため、大きなお力添えを」と呼びかけました。

 長谷川稔前県議(無所属)、「えねみら・とっとり」の山中幸子共同代表が応援演説。長谷川氏は「全国で野党の議席を1議席でも増やし、自公を1議席でも減らすことが、くらしやすい世の中をつくることにつながる」と述べ、山中氏は「脱原発を強く訴えている中林さんを国会に送ろう」と訴えました。

 中林予定候補は統一候補の決定を受けた29日夕にも、松江市で街頭演説。党島根県女性後援会の西尾幸子会長と日本民主青年同盟の吉井安見島根県委員長が連帯あいさつしました。

 ◇

 松本予定候補は、高知県東部地域を駆け、街頭演説しました。

 「政治を変える力はみなさんの手の中にあります。ご一緒に新しい政治をつくりましょう」と訴えると、手を振るなどの激励が寄せられました。

 香南(こうなん)市内の土佐くろしお鉄道、のいち駅前での演説には約20人が駆け付けました。「頑張ってよー」の声が掛かり、安保関連法に反対するママの会のメンバーから「塩あめ」の差し入れがありました。


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