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2019年5月25日(土)

陸上イージス 町は反対

山口・阿武町長が防衛省訪問

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(写真)取材に応じる花田憲彦・阿武町長(左)と末若憲二議長=24日、防衛省

 政府が秋田、山口両県への配備を狙う陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関し、山口県阿武町の花田憲彦町長が24日に防衛省を訪れ、配備撤回を求める要請書を原田憲治防衛副大臣に手渡しました。町議会の末若憲二議長も同席しました。

 要請書は、配備候補地の山口県萩市のむつみ演習場が「住民の生活圏、生産活動圏域に近接し過ぎている」と指摘。配備は、若者が移住に魅力を感じるような街づくりに努力してきた方向性を「根底からひっくり返す」とし、「町の存亡に関わる危機」で承服できないとして「町をあげて反対している現段階は、到底地元の理解を得たものとは言えません」と断念するよう求めています。

 原田氏は「地元の不安や懸念が払しょくできるよう、丁寧に説明させていただきたい」と述べました。

 花田氏は記者団の取材に、3月から会員募集を呼びかけている「むつみ演習場へのイージス・アショア配備に反対する阿武町民の会」(吉岡勝会長)の会員が町内有権者数の55%超の1603人になったことにふれ「町全体で(配備に)反対していくという方向ができた」と強調。配備が町の取り組みの「大きな阻害要因になると(副大臣に)申し上げた」と語りました。


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