2019年5月25日(土)

丸山氏聴取応ぜず　「体調不良」理由に

衆院議運委

　衆院議院運営委員会は２４日の理事会で、「北方四島」を戦争で取り戻すなどの暴言を放った丸山穂高衆院議員(日本維新の会を除名)から事実関係の聴取を予定していましたが、丸山氏は「体調不良」を理由に応じませんでした。同氏からは「２カ月間の休養が必要」とする医師の診断書が提出されました。病名は公表していません。

　丸山氏は「北方四島交流」での国後島訪問中の「戦争」発言に加え、夜間外出を企てて政府職員らに制止された行状などが一部週刊誌で報じられています。高市早苗議運委員長は同日の理事会で、報道が事実なら衆院の品位を著しく汚すものであり、院としての態度を示さなければならないとの考えを示しました。

　理事会では今後の対応として、休養中の丸山氏に対する委員長や与野党筆頭理事などの少人数による聴取の検討と、日本共産党の塩川鉄也議員が提案した丸山氏の行状を知る政府職員ら同行者への事実関係の聴取について引き続き協議することになりました。